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スケールが変わるとどうなる!? ワーモスネックのスケールオプション。

ワーモスで扱うネックは、「フェンダー」社の公式ライセンスアイテムです。

 

フェンダーネックと互換性があるということですので、当然スケールもフェンダー社同様、648mmのものが主流です。

 

ん?

スケール?

 

当然知ってるみたいに出てくるこの言葉。

楽器屋でも店員が「ミディアムスケールがうんちゃらへんちゃら」と話してたりしませんか?

 

ペンタトニック?

 

実は、ギターの話で「スケール」という言葉が出てくると、「音階」と「弦長」の二つの意味があります。

弦長とは、ナットからブリッジの弦が接している部分の長さです。

ここで話す「スケール」は、その弦長の方の話をします。(弦長じゃない方の話は得意じゃないのです……。)

 

 

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Warmothでフェンダー系ボディにジョイント可能なネックスケールは、

 

・ロングスケール(25.5インチ/約648mm)

・ミディアムスケール(24.75インチ/約628mm)

・バリトンスケール(28.6インチ/約727mm

 

の三種類が選択できます。

 

また、専用のボディにしかフィットしませんが、ショートスケール(24インチ/約610mm)のネックもオーダー可能です。

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ロングスケールはフェンダースケールと呼ばれることもあります。

ストラトやテレキャス、ジャズマスも、特殊なモデルでない限り、みなこのスケールです。

 

ミディアムスケールは、別名ギブソンスケール

その名の通り、レスポールやSG、その他のGibsonのギターは大体このスケールです。

 

バリトンスケールは、国内では流通も需要も少ない印象ですが、フェンダーのスポットモデルやグレッチなんかもバリトンスケールのギターを出しています。ほかの二種類と違って、呼び名に対して厳密な数値の決まりがあるわけではなくて、ロングスケールよりも長いスケールをバリトンスケールと呼んでいるようです。

レギュラーチューニングよりも何音か下げてチューニングするのが一般的です。

 

ショートスケールは、ムスタングやジャガーなどで採用されるスケールです。

 

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では、スケールが違うと、どうなるのか……?!

 

まず、演奏性の面では、同じチューニングとした場合、スケールが長いほうが弦の引っ張る力が強くなります。ですので、弦を押さえるのに力がいることになります。

 

また、これが結構大事なのですが、スケールが長いほうが各フレットの距離が長くなります。

ということは逆だと、距離は短くなるわけです。

ロングスケールだとてのひらをどんなに拡げても指が届かない距離に、ミディアムスケールやショートスケールなら指が届く、なんてこともあります。

 

バリトンスケールの場合は、弦長を長くすることで、チューニングを下げて演奏できるようにしてあります。

ベースとギターの中間のような存在と考えてもらうとわかりやすいかもしれません。

 

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じゃあ、どんどんスケールを短くした方がいいじゃん!

……ということになるかというと、そうでもなくて、今度はサウンドの面を考えます。

 

スケールが短くなると、弦を引っ張る力が弱くなります。これは弦を押さえやすい(力が少なくて済む)代わりに、、音色の張りも弱くなり、「ボヨン」とした音になっていきます。

 

また、チューニングの精度にも影響が出ます。弦の張力が弱いほうが、音程が安定しづらいのです。

弱ーいテンション(張力)の弦だと、強く押さえるとシャープするようなこともあります。

 

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じゃあ、上記のようなメリット・デメリットはどうしようもないのか……!?

 

「あたし、ストラトでも押さえやすくしたいの!」

「おいどんは、張りのある音色のムスタングが欲しかとです」

 

そんな男女は、弦のゲージ(太さ)を見直してみましょう!

 

09-42(ゼロキュウヨンニイ)とか、10-46(イチゼロヨンロク)などと呼ぶ、弦の種類。

 

数字が大きいほうが太い弦です。

 

これを太くすると、弦の張力が強くなります。

逆に細くすると、弦の張力が弱くなります。

 

ロングスケールに09-42を張れば、感覚的にはミディアムスケールに10-46を張ったようなテンション感に近くなります。

ショートの場合は、音色を重視するならば11-49あたりでもGoodです。

 

ただ、先述のフレットの距離感だけは変えられないので、その点がスケール選びの重要ポイントになってきそうです。

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成毛茂氏は、日本人の体格にはミディアムスケールあたりがちょうどいいんじゃないかと思っていたようです。

 

もちろんロングでも、あまり難度の高くない演奏ならば問題ないのです。

実際僕みたいにリズムばっかりの演奏なんかする分には、ほとんど問題ありません。

 

ただ、この曲みたいに、「親指ものすごいところまで行くな! おい!」って時には、やっぱりスケールが短いと1フレット分くらい届きやすくなります。

 

John Mayer "NEON"の直筆TAB譜です。僕の部屋に、ではなく、ネット上に落ちていました。『でかい親指だと助かるね』みたいなことが書いてあります。

 

実際すごい演奏法を、素晴らしい精度で、しかもアグレッシブに、うたいながら、彼はプレイします。もう言葉がないですね。エレキでもアコギでもやります。

もうなんちゅーテクニック。

 

 

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でもですね、それでもですね、ロングスケールのギターに10-46の弦を張って弾きたいんです、僕は。

だってそっちがいい音ですもん。(僕には)

もし僕が腕力満点の漢(おとこ)だったら、13-56とか張りたいくらいです。

 

 

もし、手が小さくてギターが弾きにくい、と悩んでいる方は、スケールについて一度考えてみるのもいいかもしれませんね!(なんか無理に締めました)

 

ジョンメイヤーの「ネオン」を見ながらお別れしたいと思います。

僕がこの奏法で、この曲を弾くには、ショートかミディアムのスケールでないと厳しそうです……。(スケールだけが問題ではないのは承知しています)