
パッと見て、すぐにわかる方も多いと思いますが(記事のタイトルにも書いてますが…)、このレリックギターは、あのジョン・メイヤーのフェンダー期の愛機、通称「Black 1」ですね。
Fender Custom Shopのレリックマジシャンともいえるジョン・クルーズとジョンメイヤーの、ジョンジョンたちが作り上げたレリックギターのNewアイコンとでもいうようなギターです。(アイコンってことば初めて使いました)
僕の中では、ロリーギャラガーとSRVモデルと並んで「三大ヘビーレリックストラト」の位置づけであります。SRVフリークのジョンメイヤーだからこそこんなギターなんでしょうけど!
このジョンクルーズ製作のギターは、めちゃくちゃプレミアギターです。数百万します。
紅白歌合戦で、いきものがかりのギターの人がこれ持ってて「お!」と思いました。
そしたら、ジョンメイヤーのライブでは楽屋に行ったりしてると聞いて、「いいねえ、そんなできてから!」と憎らしく思ったものです。
今回、Warmothのハードテイル(ノントレモロ)ボディにMJTが塗装を施したストラトタイプボディが入荷しました。
ただ、MJTはアーティストギターの完全レプリカを提供するのではなく、あくまでユーザーに雰囲気を楽しんでもらいたいというスタンスなので、細かな点では結構本物と違ったりします。
今回入荷のボディもなんだか少し物足りない思いでしたので、僕(SPOONのイマムラ)が、よしよしもっと汚しちゃろう、と舌なめずりをして手を掛けたのでした。

これがそのボディ。
前ユーザーにより銅箔貼りがされています。ザグリもSSH。ブリッジはシルバー。

こちらはバックです。
うーん、なんか物足りません。
まず、全体的に「ただ剥がしただけ」という感じになっているので、本家Black 1の特徴的なフロント・ミドルPU横の大きな剥げと、エルボー付近のとがったハート状の剥げを加えます。

さらに、そこ以外をもっと黒ずませるように着色します。
うん、随分印象が変わりました。

バックも汚す。
着色します。

そして、塗装の残ったところがとてもきれいな状態だったので、傷や打痕を追加します。

バックも同様にやります。
ブリッジをゴールドにして、手元にあった白系のレリックピックガードを載せてみると……、

おー、
最初よりもずいぶんとBlack 1に近づきました!
組み上げるときは、ピックガードや他のパーツも少しづつ手を入れてより近づけていきたいと思っています。
ただ、このギターのペグが、ペグがもう手にはいらないんですよ……。
シャーラー製のダイキャストゴールド/パールペグ。
現行品は似て非なるもの。似てもないともいえる。
中古で出物を待つしかないか…。
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今日の一曲は、Arloの"Runaround"です。
ヘビーなギターサウンドと、ポップなメロと美しいコーラスワーク。っていつもこんな音楽ですが、そういうのが好きなんです。疾走感あふれる、ギター弾きたくなる曲です。
ちなみに、時間があれば見ていただきたいのですが、おまけリンクです。このRunaroundと聴き比べてほしいのです。
オマージュとか、パロディとかいう言葉がありますが、これはもう「まんま」ですね。
ウルフルズは結構好きなのですが、これは納得できない。(ギターの人作曲だそうです)
でも、自分もなんか曲作りめいたことをしたことがある時に、「お! なんかすらすらメロディがでてくる!」って思ってたら、全然あとになって、好きな曲の一節だった、なんてこともあったので、故意ではないのかもしれません。
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なんだか今一つ締まりませんでしたが…、
今日もブログを読んでくれてありがとうございます!
SPOON
今村
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