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3/19 - 進行中プロジェクトの紹介と、その他の話

カッコいい!

 

いきなりですが、これ、いいですねえ。

 

お気に入りボディを使って、念願のP-90×3発の『P-270』ストラトをビルド中です。

 

このボディ材はスワンプアッシュなのですが、フレイムが出ているとっても珍しい材なのです。

僕(SPOON のイマムラ)は、楽器の職業についてもう15年以上になりますが(そんなになるのか…)、はじめてお目にかかりました。

 

ですので、このボディに合った特別な仕様で他パーツも組んでいくのです。

 

ピックアップはJazz Catで有名なKlein Pickupsの57年レプリカのP-90を「はだか」で載せています。PUカバー無しなんです。

 

ネックは悩みましたが、秘蔵の(単に出品できていないだけ)1ピースのローステッドフレイムメイプルがあるので、そいつを組んで、フレイムストラトシンラインになる予定です。

自分でもすごく楽しみな一本です。でもその分少し価格は高くなりそうですが…。

 

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エフェクターの方も、自分のとても好きな「Ibanez TS10」が2台入荷したので、紹介しようと思っていたのですが、すぐに2台とも売れてしまって、ブログ更新に間に合いませんでした!

 

この1・2年で、極端に流通量も減って、価格も高騰しているTS10。特に初期日本製はほとんど見かけません。

TS9やTS-808のオリジナルに迫る勢いで価値が高まってきています。

 

また紹介できればと思っております…!

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今日の一曲は、"Travis"の「Turn」です。

 

 

1:00くらいのところで映る、向かって右手のギターの人、すごい弾き方してますね。

 

これぞUKロックという感じの名曲。

オフィシャルのMVは、なんかボーカルがずっと腕立て伏せしてて、音楽も少し小さくかかってるだけだったのでLiveの映像をアップしました。

 

オアシスに代表される90年代のUKロック全盛期を、もろにそのまんま過ごした僕は、このTravisとかSrereophonicsとかもよく聞いていました。すこし憂いがあって、美しいメロディで、テンポも速すぎず歌いやすい。

 

 

ただ、何と言うか、このトラヴィスの説明書いていても分かるのですが、「ボーカル」とか「ギターの人」とか言って、個人が出てこないんですよねえ。

 

ノエルとリアムはやはり別格で、あとは、トム・ヨークとか、デーモン・アルバーンとかは出てきますけど、トラヴィスも、ブルートーンズも、スーパーグラスも個人名を知らない…。あの頃UKロックUKロックって言ってた割に、今も変わらぬビッグさで存在しているのがあまりに少ないように思うのです。やはりさっき名前が挙がった人たちのプロジェクトくらいしか、目にしないですもんねえ(日本にいるからなのかもしれませんが)。「はやりもん」だったってことなのでしょうか。自分もその後熱心に追いかけてないし…。

 

最近では、自分が、このUK音楽の持つ「憂い」がない方が楽しめるようになっているようで、憂いレスな印象のアメリカンな音楽を多く聞いています。メロコアみたいなのとか。

なんか若い時の方が、ノーテンキにそういうのを聞いて、大人になって落ち着いていくにつれ、憂いのある音楽を聴いていく…、という流れになりそうなのに、自分は逆の道を歩んでるわけです。

 

 

でも、久しぶりにこの「Turn」を聴いて、「ああ、いいなあ」と思いました。

 

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先日、息子の小学校の卒業式があったので、5・6年ぶりに正装というのでしょうか、スーツを着たわけです。って、入学式以来か? いや、友達の結婚式があったな。

 

22歳くらいの時は、靴屋でバイトしてて、その時は毎日ネクタイしてたのですが、その後の楽器店では年に数回のイベントの時だけになり、それもやめてからは、まあこの5年で一度もネクタイ締めてなかったわけです。

 

ギニアに居たころは視力が6.0あったサンコンさんが、日本に来るとどんどん視力が下がり、ついには1.5くらいになったらしいのですが、人間というのは不必要なものはきちんと退化させてくれるのですね、なんと、ネクタイの締め方が思い出せない…!

 

何度くるくるまわしてもぜんぜんうまくいかなくて、結局ネットで調べるということになったのでした。

調べてみればなんということもなく、あっけなく締めることができたのですが、この「忘れてしまう」事実に自分は深く感慨を覚えたのでした。 

 

ネクタイの締め方は別に忘れてもいいけど(自分は)、便利さとは退化と隣り合わせなのだと、思ったのです。

車の自動操縦とか、ぞっとします。危険、とかそういう話じゃなくて、人間が不要になるような、そんな恐怖です。(そんなSFのおはなしは山ほどあるでしょうけど…。)

 

ちなみにサンコンさんには「ヨンコン」さんという息子さんがいらっしゃるそうです。

 

 

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今日もホームページを、ブログを読んでくれてありがとうございます!

もうすぐ桜の季節ですね🌸!

 

SPOON

今村