1/2 - 2023年がはじまりました - Every Avenue「Tell Me I'm A Wreck」

2023年が始まりましたね。

今年は、個人的にはすこし気合を入れた年にしようと、本当に珍しく年始に決意しております。

その決意を自分の中だけに秘めておくと、おどろくくらいおのれに甘々な僕(SPOONのイマムラ)は秘めていたのをいいことにあっさり決意を翻したりしそうな気がぷんぷんしていますので、ここにあえて書きます。

 

定期的にNewアイテムの紹介や、このホームページの更新をするぞ! いつも同じこというてるやんかと言わないで!

 

++++

 

2022年のクリスマス辺りは、福岡では今まで自分が経験したことがない「吹雪」のような気候でした。

「こったら雪と風なんかちいっともふぶきでねぇ」とか、本場(なんのや)の人には言われてしまいそうですが、約40年福岡で暮らしてきた中では雪と風の勢いが一番すごかったように思います。

 

とはいえ、それが積雪につながるかというと、それはまたかえって風がつよいから雪がひとところにとどまらず、逆に雪の量の割りには積もらない、ということがあることもこの年で知りました。

この歳(今年42になる)でも雪が積もるとなんかすこし嬉しい、というか期待しちゃうというか。みなさんそうでもないですか?

遠くの山に雪が積もる景色なんかは、見てるととてもいい気持ちです。(画像は自宅から見える山々と飛行機です)

 

福岡は南国で雪なんか降らないと思っている人がもしいらっしゃたら、それは事実ではありません。だいたい年に一回くらいは雪が積もるくらいにはそこそこ寒いです。

 ですので、しっかり他の地域と同じように防寒しないときちんとさむいです。そういえば息子の担任だった沖縄出身の女性教師が、福岡に来て初めて羽織る上着を買ったという話をしてくれました。そうかあ、沖縄では要らないのかあ、すごいなあ。

 

++++

 

防寒具の話というわけではないのですが、僕はフワフワのついた帽子になんだかあこがれがあるのです。

Jamiroquaiのジェイ・ケイのようなフワフワ山高ハットはむりでも、ロシアの人がかぶってそうなやつとか、こう耳当てがファーになっているような感じのやつとかをかぶりたい欲があるのです。(ファーキャップ

 

僕は小学生のころから35歳くらいまで外出時は「必ず」帽子をかぶることを常としていました。必ずです。その理由は「髪の毛を整えなくていい」ということに尽きます。物心ついたときから比較的長めの頭髪は天然パーマ気味で、寝ぐせもひどい(それは自分のせい)ので"帽子"は僕には亀の甲羅もこんなものかと思えるほど自分を守ってくれるようななくてはならない存在でした。

 

前にもいっぺん書いたことがあると思いますが、小学生のころは野球帽をかぶって登校してそのくせ下校時には学校に忘れて帰る、ということを三日連続で続け四日目にたまった四つの帽子のツバを前後左右の四方向へむけてぜんぶかぶって下校する、というルーティンを続けておりました。いや、ほんとアホですね。

35くらいの時に妻と(僕の容姿の整えなさについての)協議の末に初めて整髪料を使って外出することを経験してからは、帽子かぶると今度は髪が乱れますのでほとんど帽子はかぶっていませんでした。うーん、とても長い習慣を断ち切ることができる配偶者の力というのは偉大ですね。

 

まあほんで、また最近はめんどくせーということで帽子をかぶって外出するようになっているのですが、この前息子とご飯がてらショッピングモールに行った時に帽子屋さんでそういうフワフワ帽子を見つけたのです。

お、昔はちゅうちょしたこのフワフワ帽をチャレンジしてみるのもいいかな、なんて気になって、ちょっと耳当てが毛っけになっている見るからにあったかそうな帽子ちゃんをかぶってみて備え付けの鏡をのぞいてみました。

 

はい。のぞいてみました。

ほしたら、鏡の中には一人の「マタギ」おりました。(画像の人は僕じゃないですよ、念のために…)

 

試着した帽子をそっと戻し、マタギ予備軍(ぼくのこと)は肩を落として、そんなことしったこっちゃない少年(息子のこと)は電車のYoutubeを見て手を叩きながら、モールを後にしたのでした。

 

友人にその話をしたら、ピクリと笑いもせずにしぶい顔で、

 

「そりゃそうやろうね」

 

と言いました。なんだよ、ちぇ。彼には別に帽子がなくても僕がマタギに見えているようでもありました

 

髪を伸ばしたいと思ったときも似た屈辱を感じたのですが、どうも僕はおのれに甘々で、とっても良いように完成形を夢想してるようだということが良くわかりました。気を付けよう。

 

++++

 

今日の一曲は、"Every Avenue"の「Tell Me I'm A Wreck」です。

いやあ、一発でヤられてしましまいました。この曲。

Spotify君が「おまえこんなんすきやろ」っておすすめしてくれたんですが、2022年に出会ったベストソングです。(この曲自体は2009年)

 

僕が大好きな、泣きのメロディときれいなコーラスワーク、そして8ビートのパワーのあるギターサウンド。一つだけ言うなら、MV見てわかったのですが、ちょっとカッコよすぎる…。これでWeezerとかMotion City Soundtrackみたいな(あかぬけない)容姿だったら、もう100%! でした。

だいたいなんだか"Every Avenue"というバンド名もすこしピンとこないし、アルバムのジャケットもぜんぜんピンとこない。でも一曲一曲も、アルバムとしての完成度もとても自分には心地よくて、本当に知れて良かった! と思うバンドです。

Fountainsにもよく思ったのですが、日本人好みの美メロでノリも良くて、こんなんCMとか使ったら一気に売れるやろなあ、とか考えました。

 

++++++++

 

今年は、このTalking Spoonのページは、これまでにも増して自分のひとり言がおおくなると思います(宣言した)が、気が向いたらまたのぞいてくれればうれしいです!

 

今年もよろしくおねがいします!

 

SPOON

今村