年末にこちらのブログで紹介したのですが、SPOONとしては久しぶりのカスタムベースのプロジェクトが進行中でした。
そしてやっと完成の運びとなりましたのでご紹介いたします。
今回はもう一つ、SPOONでもご好評をいただいているコステロJMも合わせて紹介します!
奇遇にも英国イングランド出身のビッグアーティスト二名の愛機のトリビュートモデルがそろい踏みしました。
まずは、「Sting」トリビュートPB。
1951年に誕生したPrecision Bass。57年に今も知られるプレベの形になります。
よく、テレキャスターベースとかOPBなどとも言われますが、Precision Bassであることには変わりなく、むしろ元祖プレベなんですよね。OPB=オリジナルプレシジョンベースということみたいなのですが、これは和製英語で本国では通じないようです。Telecaster Bassは68年にリイシューした同じ形状のモデルを指すことが多く紛らわしいので、海外では「51PB」「54PB」なんて呼び方で通っているようです。ここではOPBで行きます。
OPBといえば! というくらいにスティングの愛機として記憶している方も多いのではないでしょうか。珍しいことにStingのFeシグネチャーモデルはFender Japanから発売されていました。そういうこともあり、日本でも親しみやすかったモデルだと思います。
彼のMVやライブ画像なんかにも頻繁にこのOPB登場しています。最初はピックガードがついていたんですが、現在はガードは外されこういう姿になっています。
左がMJTから入荷した時点のボディで、そこに右のようにSPOONで細部を追加でレリックしました。
スティングは親指でピッキングするプレイスタイルの様で、なのでボディの1弦側も手を置いたことによる剥げ跡がすごいんですね。
この2Wayブリッジもなかなか見つからなかったのですが、入手でき、MJTでレリックしてもらいました。
ベアナックルのピックアップ搭載。
とてもいい出来です! バリバリ(めちゃくちゃ)カッコいいんです。
ちなみにイングランド出身のスティングは大のラーメン好きとのことで、日本公演の際は会場近くのラーメン屋に出没してるようなのです。
そして福岡公演の日のインスタグラムにはこんな投稿が。
おお、ばり(とても)近い……。(自転車で行ける距離)
ラーメン屋入って、スティング入ってきたら、替え玉カタ麺頼んでる場合じゃないでしょうねえ。味あんまりしないだろうなあ…。
結構なお年になってるはずなのに、身体は相変わらずマッチョで、カッコいいオッちゃんです。
そして、もう一本はSPOONでご好評をいただいているコステロブラウンのジャズマスターです。
今回は、ピックアップにオリジナルモデルを搭載しており、プリセット回路を使った直列スイッチとあわせて本当に多彩な音色が出力可能なんです。
そのどれもがグッドサウンド。
中域の豊かなリードサウンドも、煌びやかなリアサウンドも思いのままです。
ネックもとても握りやすく、女性にも、手の小さな人にも扱いやすいです。
これもご近所ネタなんですが、嫁さんが某コーヒーショップの社員として博多駅で勤務していたころ、エルヴィスコステロがそこにやってきたそうなんです。
気が付いた女性のお客さんが、興奮して涙を流していたという話でした。
(ラーメン屋のスティングよりも少しお洒落な話ですね)
嫁さんは「ノッティングヒルの恋人」大好きでDVD何度も見てるのに、そこは全然頓着しないで、日々の業務をこなしていたようで……。
それよりも、「スピッツのベースの人も見たことあるし、トータスじゃないウルフルズの人とも見たことあるしね……」という話の時の方が興奮気味でした。(名前はどちらもわかってない)
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