おはようございます。
あっという間に九月も残り2週間足らず……。
今日は、楽器屋らしく楽器についての話をします……!
レスポール系のギターによく聞かれる言葉に「ディープジョイント」という言葉があります。
英語のスペックなどには「Long Neck Tenon」と書かれています。
ディープジョイントとは、レスポールのようなセットネック構造のギターのネックが、
通指板よりも接合部がせり出して作られ、ボディにセットされているものを言います。

拾い物の画像ですが……。
左がロングネック、右が普通のネックです。
これをボディにセットすると、ロングの方はピックアップキャビティ内に接合部がはみ出してきます。
ですので、フロントキャビティを見てみると自分のギターがディープジョイントかどうかわかります。

これは、当店で取り扱った「Orville LPS-80F」のフロントピックアップキャビティの画像です。しっかりはみ出してますね!
ディープジョイントだと何がいいかというと、やはり接合が深く、音がしっかり伝達するということなのです。
本家Ginsonでもレギュラーラインのものは通常のネックセットです。
ヒスコレや、特別仕様のものはディープジョイントが見られます。
それを、定価10万以下のモデルでも、当時の日本製のモデルは、やっていたんですねえ……。

ちなみに通常のセットネックの接合部はこうです。
ディープジョイントでないと絶対いけない!などとは決して言いませんし、弾いただけでわかるなんてこともないのですが、自分のギターがディープジョイントだとちょっとうれしいのも事実ですね^^
コメントをお書きください