
おはようございます!
七月も今日で終わりです。
セミの声も良く響き、夏休み!という感じです。
海や山に行かれるご予定の方も多いことと思います。
ギターを持ってキャンプもいいですね!
さて、今日は「ギターの価値」のブログでも少しふれた話題です。
よく言われる、「良い音」。
良い音のギターってどんな音でしょうか?
良い音だと、皆さんが判断する材料には、いくつか基準があると思います。
・音量
・音質
・バランス
・その演奏環境と音色に違和感がないか
などなど……。

音量は大きいほど良いというわけではありません。
大きい音が出せるギター。
小さい音しか出ないギター。どちらもあります。
アコースティックなどは特にですが、音量が小さいことで喜ばれることはあまりありません。
(夜間練習などの場合は除きます)
小さな音は弾き手の方法である程度調整ができますが、大きい音はどんなに頑張っても限界があるようです。
大きい音が出せるに越したことはないのではないでしょうか。
音質はどうでしょうか?
柔らかい音色、硬い音色。
好みにもよりますし、演奏する音楽ジャンルにもよります。
穏やかなクラシック音楽の場面で、硬質なエレキギターの音を奏でるのは、顔をしかめる方も多いかもしれません。(敢えて、する、そういう楽曲もあるようですが)

バランスについて。
これは良い、悪いというものがありそうです。
ギターで言うなら、各弦の音色が均等に近く聞こえるようなものが、バランスが良いと言えそうです。
もちろん、偏りのあるバランスの悪い楽器が「悪い音」というわけではありません。
バランスという面で評価した場合、です。
あとは、演奏環境と音色のマッチングです。
先のクラシック音楽の場面と似ますが、ヘビーなバンドサウンドの中で、100万円するクラシックギターの音色を鳴らしても、正当な評価は得られにくそうです。
逆に、恋人とのロマンチックな夜に、マーシャルのスタックをレスポールでかき鳴らしても、きっと、ちっともいい音ではありません。

ということは、です。
ということは、良い音に定義なんてないんですね。
もしくは、定義は無限にある。
演奏環境や、演奏者、聴衆によって変化するものなのです。
より多くの方が「良い音」だ、と感じる音は存在すると思います。
ですが、それを判断するのは自分でいいと思います。
値段も大きくその判断に影響を与えるでしょうし、好きなアーティストの奏でる音は無条件に良い音だったりします。
ショップの店員さんが、こっちの方が良い音ですよ!と勧めてくれたギター「じゃない方」が良い音だと感じたとき。その気持ちはきっと、あなたにとっての「良い音」が見つかった素敵な時だと思います。
きっとその信念が聴き手に伝われば、他の人が「良い音」だと思える演奏に繋がっていくことと思います。
店員の押しに負けず、いろいろ理由をつけて、頑張って、「じゃない方」を選んでください!
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