素晴らしき思い出のエフェクター①

おはようございます!

 

すっかり肌寒くなってきました。

 

北海道では、台風の影響で、もう積雪が見られたとか……。

今年は台風が多いです。

 

さて、今回からは私が今まで弾いたエフェクターの中でも、「これは!」と思えたものを紹介してまいります。

 

ただ、エフェクターのレビューというよりは、そのエフェクターにまつわる思い出話のようなものです😅(聞きたくない)

 

一台目の今日は、僕がエフェクターにのめりこむきっかけになったモデルです。

 

Honey Bee Overdrive。通称HBODです。

 

 

オーバードライブの最高峰とも言える、Mad ProfessorのSHODと並び評されることの多いモデルです。(どちらも設計者が同じです)

 

それまでの僕は、エフェクターは『歪む』か『歪まない』かしか判断が出来ておらず、『良い』という音を感じていませんでした。


時代も、今のようにブティックペダルが氾濫してるような時ではなく、高級ペダルといえば、ケンタウルス、ホットケイクくらいのものでした。

 

その日、HBOD(BJFEのものではなく、BearFootのモデル)を営業担当の人が持ってきました。
正直知らないブランドのエフェクターを仕入れるつもりは無く、時間つぶしくらいのつもりで試奏することにしました。

 

 

僕は、この時初めてピッキングニュアンスの何たるかを知ったと思います。

 

これまで、BD-2を販売するときに言っていたその言葉は、ただの知ったかぶりでした。


僕は値段も聞かずに仕入れることを約束していました。(売価で約¥35,000。当時勤めていた楽器店のラインナップでは一番高級でした)

 

何ですか、この生々しい反応は!

 

まさに、ピッキングの強弱で歪みを操ることができ、そしてペダルっぽさを、エフェクターっぽさを全く感じないのです。

 

分類すればトランスペアレント系と呼ばれる、素直で、出音にクセのないオーバードライブに属するものなのかもしれませんが、Honey Beeには絶妙な味付けがあります。

その味付けがSweet Honeyとの差でしょうか。(後で知ります。)

 

ともするとワイドレンジすぎて平べったくなってしまいがちな、同系列のエフェクターとは全く違い、適度な飽和感と厚みを持った素晴らしいサウンドでした。

 

感動しました。

声を上げたのではないか、とも思います。

 

次に同社のDyna Red Distortionを弾きます。


これも即決。

 

その日を境に、それまでは、¥19,800のエフェクターを『高級』としていた楽器店に、¥30,000オーバーのエフェクターがドンドン入荷することになります。

 

それまで『カポタストにうるさいだけ』の店員という位置づけ(自分で呼んでいる)の僕でしたが、晴れてエフェクター熱が急騰し、マニアックエフェクター店員の道を歩むのでした。