指板R…ラディアス…コンパウンド?
そもそも指板Rって…?何気なく触っていたネックの、指板Rが気になり始めます…!
指板R(ラディアス)とは…
指板というものは、演奏するときの指の位置を自然な形にするために、全体が丸くカーブしています。とてもきつく湾曲しているものもあれば、ほとんどフラットに感じるものもあります。その曲がり具合のことを「指板R」や単に「R(アール)」、または「ラディアス」と呼びます。ラディアスとは円の「半径」のことです。小さなラディアスの指板は曲がりがきつく、大きなラディアスの指板はよりフラットです。指板Rの測り方は、指板面を、丸みを持ったままどんどん幅広くしていったと仮定します。すると丸い面はどこかでつながり円を形成します。これによってできた円の「半径」こそが、指板の「ラディアス」なのです。
ストレートラディアスネックは、同じ半径の丸みを、指板全体で使用したものです。これらは、ギター製造の始まりから現在に至るまで標準採用されています。
コンパウンドラディアスは、Warmothがおよそ30年前に開発した革新的なネックです。それは、ナット付近では丸みを帯びた形状から、最終フレットに近づくにつれ段々と平たくなるというものです。これにより、ローフレットでは握りこみのしやすいグリップと、ハイポジションではリードプレイやチョーキングの多用にも向く形状となりました。