先月のはじめに、PartsPipeのThe CLONを弾いてから、完全にエフェクターの持つ魔力のようなワクワク感にヤラれてしまいました。
自分は、以前に居た職場でエフェクターの品ぞろえに力を入れていたのですが、その感覚がよみがえってしまっています。
当時(2010年ころだと思います)、高額なエフェクターと言えば、Hot Cakeぐらいしか知らなかった店員だったのですが、ある営業さんがBearfootのHoney Bee Overdrive(HBOD)とDyna Red Distortion(DRD)を持ってきました。
ぜんぜん仕入れるつもりはなかったんです。
だって、BOSSがときーどき、チョロっと売れるだけのお店だったので、¥35,000のエフェクターなんて売れるわけないと思ってたんですね。在庫のHot Cakeも、「オレが、何べん棚卸を経験したかわかってんのか!?」というそぶりで、ガラスケースから日々訴えかけてくるような、そんなお店でしたから。
HBODを弾いたときの感覚は、完全にそれまでのエレキ人生の中で、初めて味わうものでした(Bearfootでも!)。
それまで弾いたことがあるエフェクターは、全部「エフェクター弾いてます」っていう音だったんですね。でもHBODは、もうエフェクターとか何とか考えないくらい自然にいい音だったんです。
次に弾いたDRDもそうでした。
正直、その営業さんからまんまと仕入れるのはシャクだったんですが、即決で二台とも仕入れてしまいました。
そこからは、エフェクターへの考え方がまるっきり変わってしまいました。
それまでは、歪みはアンプの歪みに勝るものは無くて、飛び道具的に空間系エフェクターを使う、というような脳みそ内のエフェクターの位置づけだったのが、
イマイチなアンプでも素晴らしいサウンドが得られるのが、良いエフェクトペダル! っていう気持ちに変わりました。
逆にいうと、そういう良質なペダルを置いてないから売れてなかったんですね。
もし、これを読んでくださっている方で、
「いやいやアンプ直に勝るもんはないよ」
「高いエフェクター買っても一緒一緒。BD-2で十分」
って、思ってる方がいたら、ぜひどこかの楽器店で、店員さんのおすすめを試してみてほしいです。(BD-2もとても好きですけど!)
いろんなメーカーの100Wアンプでいつでも好きな時に爆音が出せれば、そりゃいいですけど、それはよほど恵まれた環境でないと無理ですよね。
こんな世界的な状況になればなおのこと、自宅の機材で、あらゆるダイナミックなサウンドが出せる環境が望まれています。
場所も取らないし、なんかあの四角い(だいたい)やつらって、オトコ心をくすぐるんでしょうね。並べたくなります。
そんなこんなで(かこさとし風)、SPOONにいろいろペダルが入荷します。
自分がペダルにハマるきっかけになったBearfootサウンドの生みの親「BJF Electronics(BJFE)」が多く入荷します。
・Honey Bee Overdrive
・Baby Blue Overdrive
・Pine Green Compressor
・Olds MO "D" (Rare!!)
・Dyna Red Distortion
その他にも、
・Jetter Gear - GS 124 Custom Voiced
・Jetter Gear - Monster (Dual GS 124)
・Ibanez - TS10(このTS10がまたイイんです……!)
あとは、ケンタウルスレプリカの中で一番音が良いと自分が感じた、
・Dulcet Pedals - Masters
など、なかなか珍しいものが多いと自負しています。
本当にひとり言のような記事で申し訳ないです。
読んでくれてありがとうございます!
SPOON
今村
コメントをお書きください