音が「良い」!? 初めてのギターの選び方

こんにちは、久しぶりの更新となってしまいました^^;

 

大型連休はみなさんいかがでしたか?

福岡は、どんたくに賑わいました。

 

道も混みました^^;

 

今日は、ギターを選ぶ時の基準についてのお話です。

 

 

みなさん、初めてのギターって、どうやって選びましたか?

 

・音
・ルックス

・値段
・価値(ブランド・スペック・希少性)


もらい物とかでない場合は、大体、これらの基準のどれかで選ばれます。

もちろん、すべての要素を加味して、総合的に選びます。


その中で今日は『音の良さ』のお話です。

 

楽器店で、お客様と店員さんがやりとりをしている中でよく聞く質問に、
「これ、音いいの?」
と、いうものがあります。

こういう質問をされる方のほとんどは、ご自分で音の良し悪しを聞き分ける自信がないと思っているので、経験豊富な店員の意見を聞きたいんですね。でも試奏は恥ずかしい。そういう場合が多いです。
もしくは、店員の知識を試してるような方もいます^^;

 しかし、『良い音』の定義というものはありません。
ですから、店員は返答に困ります。

 

>店員は、本当に好きなギターの場合は「いい音ですよ!」と言えます。

または販売意欲の旺盛な人も、どのギターにもそう言うかもしれません。


 真面目な店員や、意地悪な店員は、この手の質問が苦手です。

少ししたり顔で、「良い悪いはあなたが決めることですから、私は何とも……」という意味のことを言うかもしれません。

または、そのギターの音が、あまり好きでない時も、同じようなことを言うかもしれません。

「音は悪いですよ!」という店員は……多分いません。
たまに、職人気質の個人店のオーナーなんかは、こういうこと言ったりして……。


もし、気になったギターがあるけど、試奏は恥ずかしいという場合は、店員さんに弾いてもらうのが1番かもしれません。
出来れば、何本か弾き比べてもらうといいですね。

気になったギターより、ちょっと安いもの、ちょっと高いもの。店員さんのおすすめ。有名なモデル。幾つかを聴き比べます。

その時、音色はどれも同じに聞こえるかもしれません。

そしたら、最初に気になった、目当てのギターを買うといいと思います。

 

ギターに限らず、楽器の音色を聞き分けることは得意な人や苦手な人もいますし、慣れるとわかる場合もあります。
どのギターも一緒に聞こえたのなら、あなたの気に入ったギターを買いましょう。
 

そうして選んだギターには、愛着がわきます。
ギターに愛着がわけば、よく演奏します。
よく演奏すれば、必ず上達します。
上達すれば、音色の違いもわかるようになりますし、他のギターの特長もわかります。
 

逆に特別欲しくないけど、店員に強くオススメされたものを買った場合、そのギターには愛着が持てません。

あのギターにすればよかったと後悔します。
気に入らないギターは、あまり弾く気がしません。
弾かないと、絶対上手くなりません。
上手くなれないと、楽器のせいにしたりします。あの時、あっちにしてればもっとひきやすかったんじゃないか、あっちにしてればよかった、と。

 

 

 乱暴な発言ですが、僕は、はじめてのギター選びに音は必ずしも重要じゃないと思っています。
そもそも音に、良い悪いはなくて、それぞれの特徴があるだけ。
店員はその特徴を、きちんとわかりやすくお客様に伝えるべきです。
主観はもちろんありますが、それぞれの良いところ悪いところも隠さず伝えて欲しいですね。

みんな、店員さんの売りたいギターではなく、好きなギターを買ってください!
 

*いろんなギターの代表的なギタリストの、少しユニークな写真を集めました……!大意はありません。